毎朝よく見ている情報番組では、番組の始まりに、犬や猫、鳥などが可愛らしい動作や面白い行動をする動画が流れ、キャスターとコメンテーター、視聴者の心を和ませます。
近年、街中には、猫カフェ、犬カフェ、うさぎカフェ、ことりカフェなど……
老若男女問わず、こころ癒されるスポットが増えました。
私も小さいころから動物が好きで、うさぎと猫のお世話を経験して、現在は犬と暮らしています。
ペットを飼った経験がある方であれば共感いただけるかと思いますが、愛らしい目をむけられたり、撫でたり抱きしめて温もりを感じたり、一緒に過ごしているだけで、すごく癒し効果ををもたらしてくれる存在ですよね。
実は、動物が人間を癒してくれるには根拠がちゃんとあるのです。
キーワードは、「オキシトシン」
別の呼び方を、愛情ホルモンや幸せホルモンなんていいます。
このオキシトシンが、愛情や信頼関係に大きく関わっているといわれています。
今回は、動物の癒しとオキシトシンについてお話をしたいと思います。
オキシトシンとは
オキシトシンとは、私たち哺乳類が共通に持っている神経物資で、体の器官に作用するホルモンのこと。
広く知られているホルモン作用として、お母さんが赤ちゃんを産むときに出産を促したり、母乳の分泌を促す働きがあります。
オキシトシンの効果
そのほかにも、オキシトシン(幸せホルモン)は、ダイエットをしている方にとっては、ストレスからの暴飲暴食による過食予防や、学習の効率アップの効果も期待できます。
❏ 食欲を抑制する
❏ ストレスの軽減
❏ 痛みに対する耐性が増す
❏ 学習効率を高める
などの作用があるともいわれています。
さらに注目すべきことは、オキシトシンが脳内で働くと、相手への愛情と信頼感を生む効果があるということ。
犬と人間を対象にしたある実験では、こんな研究結果もあります。
主人と飼い犬が見つめ合い、交流をはかることで互いに親密になっていくことが確認できた。研究チームによると、よく見つめ合ったグループは、そうでないグループに比べて、犬と飼い主双方の尿中のオキシトシン濃度が上昇した。
ではなぜ、オキシトシンの濃度が上昇すると、相手への信頼感が増すのでしょうか。
それは、脳の一部分の領域がオキシトシンによって刺激されると、相手への警戒心を解いて親密な関係を築く働きがあるからだといわれています。
オキシトシンはどうやって出すの?
気になるのは、オキシトシンは女性の出産や子育てに関連する以外に、どういうときに分泌されるのか?というところですよね。
オキシトシンは、愛撫や抱擁など触れ合うこと(皮膚接触)で促されます。
赤ちゃんを抱っこしたときや、犬や猫など肌触りがもふもふした動物を可愛がることでも分泌します。
家族団らん・おしゃべり・感動する・親切を心がける…。こんなことでも分泌。
また、ヒトの女性は相手が誰であれ、30秒間抱きしめられると自動的にオキシトシンを分泌するそうです。(←興味深い。女であれば試されたい気もします…笑)
愛犬からの恩恵あれこれ
オキシトシンは、犬と飼い主の実験のように、互いの親密度が増すと体内濃度が増えるので「愛情ホルモン」と呼ばれ、また、体内濃度が増えると癒しの効果があるため「幸せホルモン」とも呼ばれています。スキンシップ面を形容して「抱擁ホルモン」といわれるこもあります。
私自身、愛犬との生活を送る中で、心身ともにオキシトシンの恩恵をかなり受けていると実感しています。
たとえば、、
彼(愛犬)とは独身時代の20代後半からの付き合いですが、迎えたときには家族・友人…… だれしもが、「あ~、結婚はあきらめたのね。」みたいな雰囲気。(本人はバリバリする気ある)
一般的に言われることは、独身でペットを飼うとペットへの愛情一本になり婚期を逃す。みたいなことでしょうか。
でも、結婚できました!!
(なので、今は独身、いずれは結婚したいけどペット飼っちゃった~という方も大丈夫です。アハハ。)
それと彼(愛犬)は、仕事や恋愛・人間関係でつらいことがあったときや、風邪をひいたり二日酔いで寝込んでいるときも、いつでもそばにいてくれる。
(一方的ではありますが…) 話し相手にも、遊び相手にもなってくれます。
彼(愛犬)の人生を担う責任感で一人前になれた部分もありますし、散歩やごはんのお世話をするためには規則正しい生活を送る必要があります。
散歩をすることで多少の運動量も確保できて、おかげさまで健康的な毎日です。
さらに、一緒にお出かけしたり旅行へ行ったり、全国の愛犬家とSNSを通してお友達になれたり……
と、語りはじめるときりがないくらい、現実的に彼(愛犬)は「癒し」だけではなく、たくさんの幸せを与えてくれているのです。
あなたもぜひ、動物と触れ合い、オキシトシンをドバドバ働かせてください。きっと心と体の癒しと、幸せを手に入れることができると思います。笑
チャンスと大切にお世話する覚悟があれば、ペットを飼うこともおすすめします。
マッサージでもオキシトシン
さいごに。
やさしく包まれるようなマッサージは、オキシトシンの放出を引き起こし、血圧、心拍数、ストレスホルモン値を低下させる作用で、健康を増進するといわれています。
アノアノスパでは、ボディとフェイシャルのメニューをご用意しております。マッサージによるオキシトシンの効果もご体験くださいね。
気になるコースがございましたら、お気軽にご相談ください。
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